霧の対決は・・・どうにかこうにか

クロームと骸のお陰で勝利をすることができた

骸は・・・その後すぐに消えてしまったけれど

オレは骸がやったことを忘れるつもりはない・・・だけど

頭に流れ込んできた映像

あれには軋むみたいに、心が痛んだ

・・・リボーンには言えないけれど







「勝負は互いに3勝ずつとなりましたので」

「引き続き、争奪戦を行います」

「ですがその前に」

チェルベッロの女の人が途中で話をかえた

オレ達はてっきり明日は最後の雲の決戦・・・雲雀さんの番だと思っていたのに

他に何かあるのだろうか?

「明日は七つ目の守護者・・・雪の守護者の対決とします」

「・・・雪の守護者」

たしか、欠番になることが多い守護者だったと思う

初代がだした条件をクリアしないと守護者にはなれないとかって・・・

「え!?っというか今回は守護者がいるの!?」

「まぁな」

リボーンに確認すれば、普通に返された

え・・・・そうなるとまたオレの知っている誰かだろうか?

思い当たる人物はまったくといっていいほど居ないのだけれど



「ただし、雪の守護者は特別な位置にいます」

「え?」

「通常の対決ではありません、今回は沢田綱吉側のみになります」

「ヴァリアー側からはエントリーはありませんでしたので」

「じゃ、じゃぁどうするんですか!?」

「「試験を行います」」

「・・・・試験?」

意味が分からなかった、対決とは今までどうり一対一の決戦ではないのだろうか?

そのために今まで修行を皆してきたのに・・・

「代々から雪の守護者決定は、その試験を掻い潜った者だけが守護者の資格を獲得しています」

「なので、7つあるリングとは別物として雪のリングは数えられています」

「今回も、古の試験を行い雪の守護者に相応しいか見極めさせてもらいます」

それでは、また明日並森中学校へとお集まりくださいませ

そう言い残すと、チェルベッロは帰ってしまった

残されたのは、オレたちだけで・・・・





「なぁリボーン!どういうことなんだよ今の!?」

「あいつらの言うとおりだ、雪の守護者決定は試験に合格した者だけがなれるんだ」

「・・・・・」

「ツナ」

「何?」

「明日の試験は・・・・・今までで一番酷なものかもしれねぇ」

「え?」

「しっかりとしていろよ」

リボーンがそんなことを言うなんて・・・・

可笑しい、何が可笑しいのか分からないけれど

とても、不安が押し押せてくる

試験・・・

どんなことをするのかは分からないけれど、普通じゃないことだろうとは思った

そして、誰が受けるのか

オレのまた、知っている奴なのだろうか?

オレは何故か祈るようにこぶしを握り締めた

















並森中の校舎を月が優しく照らす・・・・夜

ついに試験の日がやってきた

山本も獄寺くんもお兄さんも当然のようにやってきて

オレもリボーンと一緒に来た

・・・・クロームって子も少しはなれたところに居た

今回の場所は中庭だった

そこにはお兄さんの時のような何かとても大きい装置が設置されていた

地面に蜘蛛の巣のように張り巡らされて埋まっているホースのような物

・・・・・また電流を流す管だろうか?

だけど今回は『雪』だし・・・・

そして・・・・蜘蛛の巣の中心に植えつけられている

長い鎖が付いた枷のようなもの

・・・・この装置は一体・・・



「でも・・・一体誰が来るんだろう」

「そうですね。10代目誰か心当たりはありませんか?」

「ううん」

「そうですか・・・・」

獄寺くんも気になるらしい

霧の守護者に骸が来たぐらいだしね

もしかしたら、オレの敵だったやつかもしれない

「あれ?」

色々と考えていたら山本がすっとんきょんな声を上げた

「ど、どうしたの?」

「あれ・・・じゃねぇか??」

「え・・・・!?」

山本が指をさしている方向を見ると

暗がりから歩いてくる人物がいた

オレらのように制服を着て、歩いてくる人物

それは紛れもない、幼馴染でオレの友達のだった

「な、なんでが」

「あ!アイツは雲雀の・・・!」

「おい、!!」

「む?」


オレたちはそれぞれに声をかけた

だんだんとはっきりと見えるところまで近づいてきた



「よう。お前ら元気そうだな!」

「どどど、どうしてがこんな所に居るんだよ!?」

「そりゃないぜフレンドよ。俺もファミリーの一員だって事忘れたのか?」

・・・・・・あ

ひでェ!!!

けらけらと笑う姿は何時もと変わらない

だけれど俺は嫌な予感がしてたまらなかった

「・・・でどうして、はこんなところに?」

「ん?」

何時ものように微笑を浮かべながら、はオレをまっすぐ見てきて

ゆっくりと手に持っていた物をオレに見せてきた

その手にあるのは・・・いつだったか獄寺くんのダイナマイトを吹き飛ばした

あの銀色に輝いている扇子みたいなものをもっている

獄寺くんも覚えがあるみたいで、「あ」と声を発する











「それはなツナ、俺が雪の守護者候補だからだよ」

にっこりと笑いながら言われた言葉は、何とも残酷で辛い言葉だった