俺の好みは・・・・
「はい。いきますよ」
「痛くしないでよ・・・コンラッド」
「任せてください・・・大丈夫ですよ」
カッ
「っ・・・・!?何をして・・・・・・!!」
「はぁあぁぁ――――――――――――ッ!!!?」
「「「・・・・・・・」」」
―何でカのダンスパーティー?―
「兄!!一緒に朝飯食べに行こう」
「絶対に嫌だ。外に出るなんて死んだほうがマシだ」
「だから変じゃないって!だよなコンラッド」
「えぇ・・・・どちらかと言うと似合ってますよ」
「ハンッ。これのどこがだ?」
そう言って俺は自分の髪――――――・・・・・・・・色は白銀色の髪を摘んだ
何と今鏡に映っている俺の姿は・・・見事にアルビノルック
紅い紐で結んでいる髪は白銀色で瞳はカラコンの成で真っ赤だ
俺はユーリと同じ双黒なのでコンラッドから髪を染めるように言われたので
先ほど渡された少し深い蒼色になるカラーリング剤を貰って染めたのだが・・・・・
何故か泡を落として出てきた色は白銀色・・・
あぁ・・・ビックリしたさ・・・・叫んださ・・・・・・それが何か?
「本当に大丈夫だって!」
「嫌だ。ヴォルフラムも此処に残るんだろ?じゃぁ俺も残ってるから二人で行って来い」
「ですが・・・・・・」
「大丈夫だ。ほれ行った行った」
「・・・では宜しくお願いしますね。くれぐれも用心してください」
「あぁ、分かっている」
まだ微妙に立ち直らない気分をどうにか操作して相槌をうつ
船に酔って未だに「う〜〜〜・・・あ〜〜〜」っと美少年には不向きな声を上げている
ヴォルフラムと一緒に俺は部屋の扉を閉めた
バイオリンの音色が響き渡る会場――――――・・・
美女美男が優雅に歩き微笑みを交わす
だが――――――下を見ながら歩くと骨、骨、骨である
「っ凄まじい・・・・これも人間の風習なわけ・・・?」
「でしょうねぇ」
ユーリ、コンラッドはパーティー会場に立ち竦みながらそれぞれの感想を述べた
「あれ?そういえば兄は?パーティーには行くって言ってたけど・・・」
「あぁ、何か後から来るっと言ってましたよ」
「ふぅ〜ん?」
「あぁ〜ん!」
「ん?」
微妙な声がした方にユーリは顔を向けたが・・・・
「やっだ何て可愛らしいお方v」
「どっどうも・・・・あなたこそ素晴らしい上腕二頭筋ですね・・・」
「んふvありがと♪・・・ねぇ?私と踊ってくださらない?」
「ふぇ!?」
何とも迫力のある美女・・・に迫られるユーリの所に何やら大勢の人影が
近づいてきた
「ちょっとぉ!」
「抜け駆けはやめてよ」
また声がし、後ろを見ると・・・大勢の美女が立っていた
「お?」
「私が最初に目ぇつけたんだから」
「夢に見たワラワの運命の人じゃっ」
「私と踊ってください!」
「いっ!?」
「いいえっアタクシと!」
「きゃーv」
「冗談じゃない私とよ!」
そのまま良いのやら悪いのやら美女に囲まれてしまうユーリ
「たっ助けてコンラッドー!!」
「ユーリはこの世界だと美形ですから。しょうがないですね」
「はっ薄情者ーーー!!!」
「「「「「「「キャ―――――――――――ッvvvv」」」」」」」
行き成り周りの女性が黄色い声を上げた
「何だ?」
「何なんだよ!?これ」
キョロキョロっとコンラッドユーリは辺りを見回せばある一点・・・・入り口の方に目が止まった
さっきの声の原因は自分だと気づかないまま歩いてくる人物・・・・・
「ちょっと待て・・・もしかしてあれって」
「・・・・・・・ですね」
ユーリの様に着てきた黒の学ランモドキの上に落ち着いた紅色の服を着て
二本のベルトをクロスさせるように腰にしている
何時も縛っている髪は何故かしっとりと濡れていて下ろしてある
チラチラっと目を見配らせていたはコンラッド達を見つけた
「おっ居た、コンラッド」
にこりっ
「キャーvvvvv」
「あぁ・・・・」
「格好良いっっっっ!!!!」
「いやーーーーーーん!!!」
その他死屍累々である
如何にか用意された服に着替えて急いでパーティー会場に着たが
・・・・・・・・嗚呼人が多い
それに何故か俺が入って来た瞬間すっごい喚声が上がっていた
誰か何かあったのか?
っとまぁ、そんなことはどうでも良いとしてキョロキョロっと
コンラッドだけ達を探し見事に発見
「おっ居た、コンラッド」
あっはっはっは相変わらず美形だな☆・・・・・・・・コンプレックスを刺激されそうですネ
そのまま一直線に近づいて見ればコンラッドは何やら微妙な顔をしていた
そしてユーリは何故か美女さん達に囲まれていた。わぉモテたのかい?
「遅れてごめんな」
「・・・いえ、大丈夫ですよ・・・・」
「?、如何した?」
「・・・何で髪少し濡れてるんですか?」
「え?あーこれさっきどうしてもこの色嫌だったからシャワー浴びたんだけどさ・・・
やっぱし駄目だったから・・・っで時間もねぇし軽く拭いただけで来たんだよ」
「だから髪縛ってないんですか・・・?」
「おーいぇーす。乾きやすくするためだし、今結うと変な癖つくしな」
「・・・そうですか」
まぁビッショビッショな訳じゃねぇしちょっとしっとりしてる程度だから支障はきたさんだろう
・・・・視界に入る色は白銀だけどな
「・・・・・・・・・・・無自覚ですか」
「ん?何か言ったか?」
「いいえ、なんでもありませんよ」
「まぁいいけど・・・あれ?ユーリ何であんな小さい子と踊ってるんだ?」
ふっと横を見たらあの美女さん達はかたまりじゃなくなっていて
ユーリはツインテールの可愛らしい女の子と踊っていた
何かあからさまに初心者です!って踊りだなぁ・・・
「あー・・・ってな訳で。先ほどからいらっしゃるそこのお嬢さんはどちら様で?」
「あぁ〜らやっとお声をかけていただいたわん。ねぇ、私と踊ってくださらない?」
コンラッドの隣にいる色々と素晴らしい女性に声をかけてみた
「いやーすみませんねぇ、もう踊る相手は決まっているもので」
「え〜んそうなのぉ〜?」
「女性からのお誘いを断るのは心苦しいのですがすいませんねぇ」
「もうしょうがないわん残念だけど。また今度踊ってねv」
「はい。喜んで」
そういうと女性は少し離れた所に行ってしまった
・・・・・・さぁ〜ってっと
「ってことで。どうです?俺と一曲踊っていただけませんか?」
くるっと後ろに居る人間に手を差し伸べる
俺が行き成り声をかけた成と行動でコンラッドは驚いたようだ
「・・・はい?」
「踊れないことはないだろう?っで?返事はどうですかな?」
「はぁ・・・本当にには勝てそうにありませんね」
「あっはっは、俺は強いからなー」
添えられた手を掴んで踊りやすい所に移動する
「どっちする?男性パート?女性パート?」
「はどちらも出来るんですか?」
「まぁな。手っ取り早くジャンケンで決めるか?」
「いえ・・・俺が女性パート踊りませよ、前からそっちも覚えたかったし」
「ん。分かった」
そう言って音楽を聴きながら体を揺らし始めた
ダンスは学校の部活で何故だか分からんが行き成りあらゆるダンスを地獄責めの様に
叩き込まれたので殆ど踊れるようになってしまった
・・・・・・・・・・・・・・・それもどっちのパートもクジで決めながらなぁ
そんなこんなで俺は微妙に楽しい時間を過ごせた
「お〜、たっだいまー?」
「う”ー」
「いや、呻き声で返事すんなよ」
あの後ちょっと用事があるらしいコンラッドと別れて俺はヴォルフラムのいる
部屋に戻ってきた
あいかわらず顔は血の気が良くないが先ほどよりは元気らしい
「あれ?ユーリまだ帰ってきてないのかよ?」
「・・・何だと〜?お前と一緒だったんじゃないのか〜?」
「ん〜さっき見てたんでは女の子と踊ってたんだけど・・・」
「何ぃ!?あいつ女と踊ったのか!?」
「はっ?やっ踊ったって言っても相手は女の子で・・・・・」
「あのヘナチョコー!!」
「おっおい!ちょっ・・・・ん?」
まっまさかこの足音は・・・・・・・
ガチャ
「この、裏切り者―――――――っ!!」
ボフッ
ヴォルフラム大きく振りかぶったー!ナイス☆ドンピシャ
・・・ってな感じで投げた枕は入って来たユーリの顔面にクリーンヒット☆した
「痛ッ!何だよ行き成り浮気者って何のことだ!?」
「裏切り者っと言ったんだ!・・・よりによって女と踊るなんて・・・!」
「・・・そんなぁ」
んー何か浮気がばれた夫婦のような会話だなぁ
ってかヴォルフラムよ。女じゃなくて男なら良かったのか・・・?今の言い方
「いいか、お前は確かに外見だけは上等だ。しかしいくら可愛いからって貞節もなしではっ・・・!」
―――――――ガシャンッ
「うぐっ!?」
「あぁ!?」
「っおわ」
何故か原因不明の揺れが襲ってきた
テーブルにあったカップも次々に割れて、立っているのもやっとのほどだ
「今のは!?」
「タイタニックだ!氷山にぶつかったんだー!」
「ちょっと待て!何でこんな暖かい地域の海で氷山があんだよ!?」
驚くのはしょうがないが少しは冷静になれ!
だが何故か上の方から叫び声が届いてきた
「・・・・本当に何だ?」
「俺達も逃げるぞ!いっいそげぇ!」
「・・・・うん」
「その方が良さそうだな・・・・」
ユーリの発言と共に俺達はドアのほうに向かったが・・・外から入ってくる人物で
逃げることはできなくなった
バンッ
「あっ!」
「はっ、はっ・・・良かった無事に戻ってたんだな」
「コンラッド!!」
何時もは落ち着いているコンラッドが息を切らしてるって事は・・・・・・何かあったな?
そんな考えている暇もコンラッドは的確に指示を出していた
「三人ともこの中に隠れて」
そう言うとコンラッドは備え付けのクローゼットを開けた
俺はその言葉を聞こえない振りをしてクローゼットの反対に歩いていく
「早くっ!」
そして壁に立てかけといた俺の愛刀を腰に差した
振り返れば二人はクローゼットの中にいてコンラッドから話を聞いていた
「冷静に聞いてください。この船は賊の襲撃を受けています」
「賊って・・・・」
「海賊に決まってるだろう!」
「えっ!?じゃぁ早くコンラッドも早く隠れろよ!」
「何言ってるんですか。こういう時の為に俺がいるんだ」
コンラッドは言葉と一緒に剣を抜いた
・・・・・・・・って言うかコンラッド俺のこと気づいてないなぁ
そのままのんびりと三人のことを寄りかかったまま見ていた
ふと横を見ると鏡が目に映った
・・・・・・・・うわぁ。ヤバイ。如何なのよ俺・・・・・何か自分が嫌になりそう
鏡に映った自分の姿は・・・普通に見えるけど・・・・・・その両目はありありと輝きが増していた
あー何か何時だったか言われたっけなぁ『お前は戦いとか試合になると目が鋭くなるのなぁ』っだったっけか・・・?
「貴方に万が一のことがあったら国民もギュンターも泣きますからね」
「あんたは?」
「俺?」
「泣いてくれんだろ?」
「・・・・・その時は違う場所で再開しているよ」
「え?」
「序に俺ともなー」
「!?。に」
パタンッ
ユーリが最後まで言う前にクローゼットの扉を閉めた
「なっ!?何でまだ隠れていないんだ!」
「ハンッ。お前の言葉を借りるんなら『こういう時こそ俺がいるんだ』だな
俺はユーリ・・・いや陛下の左腕なんだろ?現代黒花とやらをなめんじゃねぇ
伊達にその看板背負ってる訳じゃないからな・・・・・俺も共に戦う」
ニヤリッと笑えば驚きの表情だったコンラッドも苦笑いになった
「はぁ・・・しょうがないですね、どう言っても来る気・・・・ですよね?」
「あぁ、当たり前だ」
「・・・陛下と同様、それに貴方は一応俺の上官に当たりますから。俺には決定権がないわけですし」
「そういえばギュンターが俺のこと元帥って呼んでたなぁ」
「・・・・ではいきますか元帥殿?」
「俺のお供簡単に死ぬような奴じゃないからな?」
「はい」
そうして俺達は上の甲板へと足を進めた
――――――――ふとっ・・・・耳元で誰かが笑った気がした