「ところで武田の忍くん」
「うん、毎回思うけどなんでそんなに他人行儀名わけ?」
「だって他人だろ?」
「……うん、まぁそうなんだけどね」
筆頭が毎度の事ながら、武田の若虎とぱーてぃーしている真っ最中で
俺ら同伴はその光景をただ見ているだけです、はい
サボってるとかじゃなくてね、あんなの誰にも止められないし
まだまだ自分の命も大切だったりするわけで
それはそれで、暇なんで
回数重ねりゃアッチの者とも顔見知りになるわけで
雑談とかしてみる、だって暇だし
「それでさぁ……」
「軽くスルーだよね…はいはいどうしたの?」
「この前、筆頭に告白されたんだがどうしたらいいと思う?」
「なっ!?!?」
木に寄りかかりながら、人生相談
えーだってー伊達の中じゃ相談できそうな奴いるわけないしね
確実に噂になるしね
もしかしたら、俺殺されちゃうかもしれないしね
片倉様に
じゃぁ何でコイツに言ったのかといわれると理由に悩むけど
まぁ、大丈夫だろうっていう保証のない自信
あ、ついでに筆頭に殺されることは今のとこない
目の合う回数が増えただけで
「っで。どうしよう」
「は、え、………マジで?」
「ああ」
「……伊達の旦那って男色だったっけ?」
「聞いたことないな」
「……単なる冗談?」
「俺を未遂だが押し倒したのに?」
「…………」
「いや、そこで黙るなよ」
うーん、やっぱり困るよな普通
俺だって困ってるし
どうしようか……
別に筆頭のことは嫌いではいない、むしろ好きだ
尊敬もしているしできる事なら一生お仕えしたいわけでして
ただ、俺の感情としてはそんな感じで
恋沙汰方面ではない
しかも、筆頭はタチだしなーなんて
「あ、いっそ情夫とか」
「いやいやいや、どこからだしたそんな答え」
「えーだって、伊達の旦那のこと嫌いじゃないんでしょ?」
「むしろ好きなほうだが、残念ながら恋沙汰じゃぁないんだ」
「あーらら、それは駄目だねぇ」
あれか、こーゆーのは前だの風来坊にでも相談に乗ってもらうべきだったのか
しまった
相談する相手を間違ったか
あれ?なんか俺混乱してねぇ?
ってかなんで、こんなに真剣に考えちゃってるの俺
ですよねー。自問自答で答えが出るわけがない
取りあえず
「暇だ…」
「旦那達も良く飽きないよね…」
「まったくだ」
人が悩んでいる間にも紅蒼は迫力が増していって
うわぁもう人間業じゃぁないね
俺がモブで本当に良かったと心の底からおもいます
あぁ疲れた
ってか昼寝をしたい、俺に睡眠を
え、駄目?
まぁ外だしね、目の前には一応敵のはずの忍びがいるしね
結構スリルがあるよねこの状況、頼んでないけど
まぁ若干諦め気味な俺が居るのも事実ですけれども
ソコが悲しいとかツッコミはスルーの方向でお願いします
「・・・とりあえず様子見したら?」
ぼーっとしていたら武田の忍びにそういわれた
話の脈絡から何のことだろうと、思ったけれども
多分俺の相談したことではないかと言う憶測を立ててみたりして
「・・・・そうだな」
とりあえずは、様子見
まぁ時間だたつにつれて何か変わるかもしれないし
真実も事実もハッキリとしてくるかもしれないしね
気の抜けたように笑うと、武田の忍びもなんか笑っていた
うん、常に笑ってるような気はしていますが
「相談相手有難う御座います」
「いえいえ〜?何のこれしき」
未だに終わらない紅蒼を眺めつつ
ちゃっかり小さな友好を深めちゃったり何かしちゃったりしまして
悩みが少し解決できましたよ
うん、名前ぐらいは覚えてきちんと呼んであげようか
何て、考えたり