今日は今日で俺にとっても大切な日なのに
どうしてこうも運が悪すぎるんだ!?
只今俺はGWと言うのに兄貴にこき使われてますよ!!!
クソ兄貴めー・・・ッや、嘘です嘘ですだからにっこりした笑顔で来ないで下さい
そんなこんなしてたら時刻はすっかり夕方だYO☆
俺は命を掛けて全力疾走しました
「――――――・・・雲雀さんッ」
ガラッと応接室の扉を開けた
何で此処に来たかって?
どうせあの人のことならGWや休日なんてこと関係なく学校に居ると思ったからね
・・・・ってかあの人は家を持っているのだろか
「・・・・・・・あれ?」
絶対に居ると確信して来てみたのに・・・中は人影が見当たらない
そんな、まさかっと思いつつも部屋内を物色しようと・・・・
「・・・・ぁ」
いました、いました
ソファに横向きに倒れているスリーピングビューティー
どうやら机の上に書類がある所を見ると、見ていた最中に眠くなりそのままー的な感じ?
自己推理を頭の中で一通り繰り広げる
そぉっと動いて、ソファの前でしゃがみ込んだ
・・・・・・・・・・・・相変わらずに美人ですなぁッ
いつも強い光を灯している瞳は閉ざされていて、睫毛はメチャクチャ長いんですケド
肌はその辺に居る女子よりもきめ細かいですし・・・・
え、同じ男ですか。この人
「・・・・・ぅん」
「・・・・・・・ッ!?!?!?」
そんなことを言ってると目の前の雲雀さんが寝がいりを打った
油断していた俺はビクッと大げさに肩を揺らしてしまい、何だかハズッ
ドキドキとする心臓を押さえながら、ソノ光景を見ていたが雲雀さんは仰向けになると
すぅすぅと寝息をまた立て始めた
・・・・・・・・・・あー心臓に悪い
さっきよりもはっきり顔が分かるようになって
窓から差し込んでいる夕日の明かりで顔は紅くなっていた
・・・・・綺麗だな
そんな雰囲気に呑まれたのでしょうか
何と言うことでしょう。俺の手は雲雀さんの頭を撫でたのです(劇的ビ○ォーアフター風)
・・・・・・・・何やっとんじゃッ俺ェェェエエエ!!!
心の中は俺の悲鳴でいっぱい
なのに手は止まりません。ってかこの人なんて肌触りがいい髪の毛してんだコノヤロー
サラサラとしていて柔らかくて・・・・え、何俺変態臭いじゃん?
「・・・・・眠り姫だな」
「誰が」
・・・・・え?
ちょちょじあh;fbg;mfk;wきrもpf!??!?!?!(落ち着け)
あわわわわわわわッ!!ちょ、ちょちょちょちょ!!
起きちゃったよ!この人!!
頭の中はカラッポ。マジで真っ白
伏せられていた瞳はちゃんと開いていて、くぁっと欠伸をしている雲雀さん
そんな俺は雲雀さんの頭に未だに手を置いている最中
ってか、あまりの驚きと緊張で身体が動かないッス!!
そんな俺をチラッと目配せしてきまして・・・・・・・・
グイッ
「ぉあッ?!」
腕を引っ張られました、えぇ
如何にか雲雀さんを潰さないように片肘を顔の横にもう片方の手をソファの背凭れへと回した
・・・・・・・・絶対誤解されるよ?この体勢
いや、遠からず近からずな関係ですがね・・・・むしろ正解ですか
「君、据え膳は喰わないわけ?さっきからじれったいんだけど」
「はあ・・・・・えッ!も、もしかして雲雀さんお、起きて・・・・」
「他人が入ってきたのに僕が気づかないとでも思ってた?」
NO――――――――――――――――――――――ッ!!!
マ ジ で か ッ ! ?
え、じゃぁ今までやってたこと&言ってたこと筒抜けですか!
「・・・・狸寝入りなんかしないで下さいよ」
「僕が寝ていると判断したのは君でしょ?」
「・・・・・・・はぁ」
脱力感が身体を襲う
あーぁ、もう何かいいよ・・・・
「っで?君は何でここにいるの?今日は休日のはずだけど」
「あ。いやぁ・・・・雲雀さんに用があって」
「僕が何?」
元はといえば雲雀さんに用があって俺は学校に来たのさ
なのにとんだサプライズがあったからすっかり頭の片隅になってしまっていたよ
「えぇっと・・・取り合えず・・離してくれませんか」
「ヤダ」
何故か俺の胸倉と、顔の脇においてある腕を掴まれていて引けに引けない状態になっていた
うん・・・・あのね。俺も一応男なんですよ、うん
だからさ、男と言っても恋人にこんなに近くに居られちゃぁ・・・ね?
「あのォ〜」
「ヤダっていってるだろ、何?その耳は飾り物?」
「・・・・・・ぅー」
あぁ、まだ寝起きの雲雀さんは少し声が擦れていて
瞳もさっきの欠伸で濡れていて・・・・
必然的に視界に入ってくる、少しカサついている唇に目がいっちゃうんですよ
・・・・・・・・・・・はぁ
「放さなかったのは俺じゃぁありませんからね」
「何・・・・・・ぅんッ」
勢い任せに唇を塞ぐ
思わず開いてしまったのであろう唇の隙間から舌を侵入させた
口腔は熱くて、湿っていた
奥の方に逃げる舌を絡めとって軽く吸えば
俺の下にある身体が逃げようと僅かに動く
・・・・・さっきまでは離してくれなかった所為にぃー
そんな思いもあったので、背凭れに回していた腕を下ろして腰へと回す
そして体重を軽く掛けてやればもう逃げられない
「ぅ・・・・フッ・・ッ・・ァ」
準備がそろえばこっちのモノ
本能のまんま口腔内を攻め立てる
微妙に響く水音が恥ずかしかったけれど
「ん・・・・もッ・・・・・やめッ・・・・ッ」
歯列を一つ一つなぞって熱い舌を絡ませる
俺の服を頼りなく握る手とかマジで可愛いんですけどー
・・・・・・・・・そんなことを言ったらきっと殴られるだろう
「ぁ・・・・・はッあ」
「雲雀さん、お誕生日おめでとう御座います」
「!?」
やっと離して息が整っていない雲雀さんに今日の用件をいう
切れ目な瞳が大きく見開く
あーやっぱり忘れてたんだな
今日は世間一般では子供の日だけど・・・・俺にとっては最愛の人の生まれた日
「・・・・そ、んな事のために、・・・態々学校に来たの?」
「当たり前じゃないですか。雲雀さんの誕生日なんですよ?お祝いしたくて」
実はケーキなんかもあっちゃったりして
棚の所に置いてありますけれど
「あと何か欲しいものはありませんか?・・・・って言ってもあんまり高価なモノは無理ですが」
スミマセン、学生は貧乏なのです
そんなことを言えば暫らく考え込んだ雲雀さん・・・・そして
「何でもいいんだね?」
「え、・・・いや、あ、はい。い、良いですけど」
そのいかにも『いいこと思いついた』的な笑みはなんですかー!?
内心冷や汗を垂らしていると、ニヤリとした口元をしている雲雀さんが
耳元ではなした
「じゃぁ『 』を頂戴」
「・・・・・・・・・・・・・・ハイ」
あーもう、ヤバイです
何故に俺の主人はこんなに素晴らしいのでしょうか
多分俺は一生逃げられないんだろうなぁ
全てを捧げても足りないあなたに、ましろの楔を